今日も柿のお話です。
柿と言ってもお茶碗です。(笑)
その昔利休さんが、長次郎(楽家初代)のお茶碗を
お弟子さん達に好きな物を選ばせて
あげました。最後に赤茶碗が残りました。
柿の木に来年もたくさん実るように
ひとつだけ残しておく、その柿を、
木守りと呼ぶので、
残ったお茶碗の銘を“木守り”としたんだそうです。
そのお茶碗は武者小路千家に伝わって、
高松の松平家に献上されましたが、
武者小路家は家元襲名茶事の度に拝借して
いるんだそうです。
でもこのお茶碗、関東大震災で、
壊れてしまったんですよ。
みつけたかけらを埋め込んで、
楽家12代(弘入)と13代(惺入)が
木守りの手本を参考にし、復元
したものだそうです❤❤❤
素晴らしいと言うか、
守る力に魂が入っていますよね。
いつか誰かに話してみて下さい。♪