高校生の時に、卒業した音楽部の先輩が学校に
訪ねて来てくれました。
社会人1年生のその先輩の事がどこか眩しく、素敵で
いいなぁと眺めていたら、
会社で茶道部に入ったと言いました。
お茶のお稽古がとても面白いらしく、初歩の茶道の話を
してくれて、興味深く聞いていたら、
一緒にいた部活仲間の友人に、お菓子を取る時は
どうするんだっけ？ と話しを振り、
振られたその友人が、目の前にあった、ただの器を
くるくるっと、無駄のない手付きで、先輩の前に
差し出したんです。
私はそれにものすごく感動しました。
こんなに綺麗に器を動かす手を初めて見たんです。
よくよく聞けば彼女のお母さんがお茶の先生だったと
わかりました。
普段はそう言った事を全く話さないで、ただただ
部活ばかり一緒にしていた仲だったので。
でも なんとなく、その友人の立ち居振る舞いが
綺麗だわぁと いつも思っていました。
若いころのちっぽけな感動が
後々の自分の人生にこんなに影響するんだと
しみじみ思います。
皆さんも、なにかに感動した事ありますよね。
その感動した心を忘れないで欲しいです。
このブログは日本の古い文化など、えぇ？って
思われるかもしれませんが、それを身近に感じて
貰えるように、お話しできたらと思います。❤
