今日は茶杓のお話です。
抹茶をすくうスプーンのようなものが茶杓です。
大体竹で出来ている物が多いです。
まん中に節(ふし)があるものも多いですね。
それで上手に抹茶をすくいます。
竹はお茶では大活躍ですね。
他にもいろいろな物が竹で作られています。
象牙で出来ているものもあります。
その昔は象牙で、竹はありませんでした。
竹や木の茶杓は手作りします。
あの利休さん辺りから竹の茶杓が作られるようになりました。
その利休さんも茶杓を削っています。
有名な ”泪” と名前(銘)が付いた茶杓もその一つです。
たかが竹ですが、
お茶の人達はとても大事にしています。
各流派のお家元方も手作りします。
もちろん私達も。
好きな人はよく作られますね。
私は...、(^_^;)
抹茶が入っている茶器からお茶をすくうのに、
あの形がしっくり来ます。
茶器によっては口の小さいものもありますから、
細い茶杓のような物の方が、すくいやすいですね。
何百年も変わらない形で受け継がれ、
有名な人達が削った茶杓は、
簡単にポキっと折れそうですが、大事に大事に
これも何百年も受け継いで、今に残っています。
伝統文化ならではですね。