前回、お花の所で少し説明しました。
利休七則の話を書きます。
お稽古に行きますと、どうしても
点前手順が中心になります。
そのお稽古で、背筋を正して、
型が見に付きます。
先生方もお茶の歴史などの話を生徒さんに
したいんですが、時間がなかなか取れません。
あなた以外の生徒さんのお点前も見ていますし。
公民館ならすぐ時間が来てしまいます。
でも、知っておいた方がいい事がたくさんあります。
是非知識として身に付けて下さい。
茶は服のよきように点て
Make a satisfying bowl of tea
お客様にお出しするお茶は飲みやすい湯加減と
適量の抹茶で点てます。美味しいお茶を
頂いて貰いたいと言う気持ちを込めて点てます。
これが ”服のよきように” と言う意味です。
当たり前と言えばあたりまえですが、
なかなか当たり前の事ができません。 >_<
この事を心に止め置きながら、
お茶を点てましょう ♪
ところで、お抹茶は一服二服と数えます。
なぜでしょう?
普通のお煎茶なら、湯呑茶碗に一杯二杯と
数えますね。
これはお抹茶は、その昔薬だったからなんです。
昔はお医者様から処方された粉薬は、
適量を入れて、一包ずつ包んでありましたね。
それを服用していました。
まだお茶が一般に広まる前は
お坊さん方が薬として使っていました。
お茶のカフェインが眠気を覚ましたり、
(座禅をする時に眠くなったりとかね。)
気力が出ない時にお茶をいただくと、
元気になったりと。(^_^;)
お薬だったんですねぇ。
その名残で、今でも一服二服と数えます。
今では中国では抹茶をいただく習慣はありません。
日本だけです。
確かに中国から来たものですが、
残る事が出来なかったんですね。
見事に日本で花を開いた文化なんです。
まず最初の七則
茶は服のよきように点て
です。
覚えていただけるといいです。