お茶で綺麗道

茶道を通して英語と綺麗を磨きましょう

利休七則2 Rikyu's Seven Rules2

今日は、二つ目の七則です。

 

炭は湯の沸くように置き

Lay the charcoal so that the water boils efficiently

 

言葉通り、炭は湯がよく沸くように

入れなさい、と言う事で

お客様が美味しくお茶をいただけるように

湯加減を保つ心遣いを教えています。

 

その通りですね。

 

お茶は炭で湯を沸かします。

炭はくぬぎの樹です。

その切り口は菊の花の様で

菊炭とも呼ばれています。

 

それはそれは綺麗な炭ですよ。

バーべキュー用の炭とは大違いです。(笑)

でも火を熾す事は同じですね。

 

炭を灰の上に置くのも手前になります。

流派によって、炭の置き方も多少違いますが、

どの流派でも、湯がきちんと沸くように、

効率を考えて置くようになっています。

 

昔は家に火鉢がありました。

冬に暖を取るための物ですね。

その中にたくさん灰が入っていました。

五徳と言う鉄瓶や鍋を置ける鉄の輪を置いて、

その中央に炭を入れていましたね。

 

火を見ていると心が落ち着きます。

なぜだかはわかりませんが、

海を見たり、波の音を聞いたり、

川を眺めたり、

せせらぎの音を聞いたりすると、

とても安らぎますね。

お茶もそうです。

 

炭がはぜる音、パチッ、パチッ と

釜の湯が煮える音、

これを松風と言います。

これらの音もみんな、お茶の一部です。

 

昔は薪や炭で湯を沸かすなんて、

お茶に限った事ではなく、

それが生活だったわけですが、

今の世の中、逆にとても贅沢に聞こえますね。

 

まだまだ先の話ですが、

お稽古が進んで行ったら、ぜひ、

炭手前もして下さい。

 

いろいろ覚えて下さいね。

点前を通して、物の扱いも

覚えて行って欲しいです。

 

 

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