お茶で綺麗道

茶道を通して英語と綺麗を磨きましょう

今昔つれづれ

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私の若い頃は花嫁修行という言葉は

廃れ気味になってきつつありましたが、

それでもお茶、お花、料理教室などに

通われている人達が多かったと思います。

どんな人と結婚するのかが、女性の幸せを

決めるのに大きな比重を占めていました。

 

社会も女性は結婚したら仕事を辞める、

家庭に入っても第一子が出来るまでは、

仕事を続けるけれど、その後は辞める。

などで、当時は結婚後も仕事を続けて

行かれる環境じゃなかったですね。

もちろんそう言う中でも共働きや独身で

仕事を続けていらした人達もいますが、

 

そう言った環境だったから、子育てに

ひと段落した主婦が、若い頃習っていた

お茶をまた始める事が出来ました。

 

今では働いていない女性の方が

少ないと思います。

なかなか普段の昼間に習い事が出来る

環境にいる人がいないですよね。

 

時代は変わって行きます。

今に合った形にお茶も変わって行かなくては

行けないと思います。

 

それでも静かな場所で、一服のお茶を頂くと

ホッとしますね。

そう言う場所は必要です。

全く世の中に逆らっているんじゃないかと

私でも思うくらい、昔のまま。

 

今日も炉の灰を篩で振るって火箸で四隅を

中央へ掻き上げて灰を整えました。

花入の水を交換して、朝、庭に咲いている

菊と椿の様子を見に行き、花になんとなく

声をかけます。

 

時代は移っていきますが、

背筋を伸ばして、物事に感謝しながら

一服のお茶を召し上がっていただけたらと

思います。

 

 

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