またお茶事の話です。
リハーサルをしている茶飯釜の茶事の
日程が決まりまして、
いよいよ覚悟を決めました。>_<
炭で炊くご飯は本当に美味しいです。
何度も書いてすみません。(^_^;)
すでにドキドキしています。
まだ先ですが、
この機会を持てた事に感謝です。
好きな言葉
独座大雄峰
この一瞬が奇跡です。
今ここに生きている。
奇跡なんです。
今日はいつも書かせて頂く大好きな先生の
月釜でした。
東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)と言う
法会の中の行事です。
ご存知の方も多いと思います。
お水取りは人々が犯した罪を悔い、世の中の
平和や五穀豊穣を祈る法要です。
1270回目?でしょうか。
一度も途切れることなく続いて来たと
されています。
松明の炎が上がる、お松明は夜7時からですね。
お水とりの前に「花ごしらえ」と言って
赤や白、黄色に染めた和紙で、
椿のお花を350個作ります。
今日のお床にはそのお花がありました。
私は京都や奈良のお寺の伝統的な行事に
あまり詳しくないんですよ。
ぼんやり、そう言う行事があるわぁと
ニュースで見て知っているぐらいです。
こうやってお茶会などのご趣向などから
毎回勉強させていただいています。
お水取りが少し身近に感じました。
昨日の続きです。
利休さんも2月に亡くなりました。
ご存知の通り、切腹ですね。
秀吉の怒りをかってしまいました。
色々伝え話は沢山あり、真実のお話も
もちろんあると思いますが、
後世に作られた部分の方が
多いんじゃないかと思います。
利休さんの遺偈(ゆいげ)があります。
切腹する3日前の辞世の句
これが激しい。
「人生七十 力(リキ)イ希咄
(リキイキトツ) (イの字は口作りにカを入れる)
吾這宝剣(ワガコノホウケン)
祖仏共殺(ソブツトモコロス)
ひっさぐるわが得具足の一つ太刀
(ヒッサグルワガグソクノヒトツタチ)
今この時ぞ天に抛つ
(イマコノトキゾテンニナゲウツ)
70歳(正式には71歳)
でこれだけ激しい辞世の句を
残したんですね。
私達は言い伝えの方もよく教わるし、
学びますが、
当時はどんな状況だったんでしょうね。
利休さんはお茶の祖として
後世まで名が残るとは
思っても見なかったじゃないでしょうか。
今ではわかる術はありませんが...。