今日は千家十職です。
「千家十職」と言う職人集団の事です。
三千家の茶道具を専門に制作します。
既にご存知ですね。
お茶はいろいろな道具を使います。
それらの道具を作る職方で、
この職方も代々受け継がれています。
すごいですよね。
専門の職人さんを抱えているんですよ。
当然お茶会でも頻繁に名前が出て来ます。
是非覚えて下さい。
ざっと紹介します。
金もの師 中川浄益
一閑張細工師 飛来一閑
茶碗師 楽吉左衛門
漢字が並んでいますね。>_<
すみません、難しいでしょうか?
後々一人ずつ説明します。
職方さん方も名前を受け継いでいます。
十何代目になりますね。
千家のお家元と同じくらい
長く職方もその血筋を絶やさないで
続いています。
女性が現在2名いらっしゃると思います。
面白い事に、職方さん達は共同作業もします。
大きく言うと、お茶の総合芸術性が、
日本の芸術を支えているとも
言えるんじゃないかしら? と思います。
良い芸術家がいても、それを評価して、
買う人がいないと育たないです。
私はとても買えませんが、^_^;
職人さん方や、芸術家さん方が
大いに育って行ける環境になると
いいですね。
残念ながら、その技術が継承されない
物もたくさんあります。
”もう作る人がいないのよぉ”と
お茶会で拝見したお道具で
そう言われた事がありました。
悲しいですが仕方ありません。
でも良い物を見て、
良い物に触れて下さいね。