お茶で綺麗道

茶道を通して英語と綺麗を磨きましょう

時代考証?

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雪柳と大神楽椿ですが、逆光で暗いですね。

 

私の教室では、毎回お稽古のはじめに

「Show&Tell」をします。

皆の前で話したい事、見せたい物などを

英語で発表してもらいます。

皆さんいろいろ話してくれます。

週末に出かけた話、行ったコンサート、

読んだ本、食べて美味しかったもの など。

 

生徒さんの一人が「喜多川守貞」について

話してくれました。

時代劇を見ていて、この時代の道具などが

気になったようです。

この人は江戸時代後期の大阪の砂糖商人

なんですが、

商いで大阪、京都から江戸へ

行き来していました。

この人の書いた、「守貞漫稿」と言う

関西と関東の生活、風俗、流行、暮らしの違いを

数十年かけて、絵入りでまとめたものです。

この本(資料のような)が明治中期に

古書店で発見されました。

江戸時代の生活スタイルを克明に記されていて、

今でも時代考証の時に使われているんだそうです。

 

大阪、京都と江戸の流行のちがい、

家屋のつくり、着物の柄などなど。

 

商人でなければ調べられなかったことですね。

昔は流通が悪かったから、当地で取れるものが

すべてだったので、相当違いがあったと思います。

 

今でこそスーパーに売られているものや流行は

西も東も大差はなくなりましたが、

それでも「ケンミンショー」などを見ると、

知らない風習や食べ物がありますよね。

そう考えますと、

昔は全く違っていたんだと思います。

いい本(人物)を紹介してくれました。

 

なかなか面白いところに目をつけてくれた

生徒さんで楽しかったです。(^^)

私も勉強になりました。