今日は2種類の抹茶のお話です。
以前に書きましたが、抹茶には2種類あります。
ひとつが皆さんにお馴染みのある
薄茶用の抹茶と、もう一つは濃い方のお茶、
濃茶の抹茶です。
これらの名前は、だいたいが濃い茶が○○の昔、
薄茶が○○の白と呼ばれます。
昔と呼ぶのは、茶葉の初摘みが旧暦の3月廿日(二十日)
だたので、この二文字を合わせて昔としたようです。
白の方は、三代将軍家光の時代に、大名茶人が
茶を白くするようにと
茶師に求めた事がきっかけだと、ウィッキペディアに
確かめました。(^_^;)
なんで白くと求めたのかは、今では定かではありません。
色が悪かったのでしょうか?
現在のお茶は、昔に比べたら、格段に美味しいはずですね。
濃茶を出されたら、お茶の名前、
聞き方は ”お茶名は” と言います。
それに答えて、”○○の昔です” と。
そのお茶を製造した、今では会社ですね、
その会社名も聞きます。
その聞き方を ”お詰めは?”(おつめは)と言います。
”詰” とは 昔は茶葉を茶壷に詰めて
運んでいました。そのなごりで
そう聞きます。 詰めた所がお茶屋さんの
名前なんですね。
その茶葉を各家で引き臼で挽いて、
抹茶にしていました。
もちろん今でも、茶葉を臼で挽きますが、
すべて機械で、私達は綺麗な粉になっている
状態で、購入する事ができます。
今では、各流派のお家元好みの○○の昔、○○の白が
数多く、いろいろなお茶屋さんから出ています。
あの “お~い、お茶” の伊藤園からも、
お好みの、昔 と 白 があります。
最近は、近所のお茶屋さん(商店)に行っても、
抹茶はほとんど売られていません。
デパートに行っても、ブランドでは一保堂ぐらいで、
選ぶ事ができないです。
私もネットで注文しています。
茶道具店もなくなって行っています。
昔はデパートに必ず売り場がありました。
お茶人口が減っている証拠ですね。
もちろん通販が広がっている事も確かですが、
新しい物なら特に、自分の目で見て、買いたいと
思いますが、流れには逆らえないです。
そうそう、よくお寿司屋さんで、粉茶と言う
粉末のお茶が出ますが、あれは普通のお茶を粉に
しただけなので、抹茶ではありません。>_<
私が最初のお試しで、良いなと思う抹茶は、
(○○の白と言う名前ではありませんが、
薄茶用の抹茶です。)
丸久小山園の又玄(ゆうげん)です。
山政小山園の小倉山(おぐらやま)も好きです。
是非ご自分で茶筅で、シャカシャカと
点てて、お試しください。❤