お茶で綺麗道

茶道を通して英語と綺麗を磨きましょう

水屋(みずや) Preparation room

このブログは背筋を伸ばして、お茶を通して、

あなたが心から綺麗になるのをお手伝いする話を載せています。

 

初日のお稽古は不思議だらけだったと思います。

お辞儀の仕方、歩き方、帛紗さばき、など、

基礎の基礎をお稽古しますね。

 

見まわすと、お茶碗など、準備をする場所が見えます。

そこは水屋(みずや)と言います。

キッチンのような場所です。

先輩方がそこで、道具を準備して、茶室に入って、

お点前のお稽古します。

水屋は昔のとおり、ずいぶん前からこの形です。

右側に水甕(みずがめ)があります。

(公民館などでしたら、ないかもしれません)

今ではだいたい蛇口が付いていて、すの子の下には

排水溝が設置してありますが、

昔は、水は井戸または川から汲んで来ます。

それを水甕に貯めて、それを使いますね。

お茶に限った事ではありません。

水道がない時代はどこでもこうでした。

お水は貴重です。

それを炭でお湯を沸かします。

炭をおこして、お釜をかけて、そのお湯で

お茶を点て、お客様に差し上げます。

 

ここまででも、昔は大変な作業でしょう。

お湯を頂くだけでもありがたい事なんです。

 

今は公民館などでは炭は使えません。

ですので、炭に見立てた電熱器がありまして、

それでお湯を沸かします。

(ポットにお湯を入れて来るのが早いですね)

先生宅の茶室では、今でも炭を使います。

 

お茶は、このままタイムスリップ出来ますよ。

茶室に電気がないところもあります。

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お稽古の様子

 

水屋で、お茶道具、お菓子、炭、花などすべて用意します。

先生によっては、ご自分で、準備するところもありますが、

水屋での準備もお稽古なんです。

ここも教えてもらえるといいですね。

お茶はお点前だけがお稽古と思っている人もいますが、

お稽古場に入った瞬間から、お稽古なんです。

ですから、水屋で大声でお話ししている人、

しゃがんで準備している人、立ったまま道具を手渡し

している人、これらは注意されます。

きちんと正座して、準備しましょう。

 

身が引き締まるでしょう。

でもね、昔はお茶だけではなく、

日常であたりまえだった事なんですよ。

今ではほとんどないですね。

 

日頃と違うお茶の世界にタイムスリップして下さい。

 

 

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